PROFILE

1990年11月10日生まれ

身長:180cm

体重:ヒミツ(医学的にはちょうどいい値みたいだけど)

足のサイズ:右…27.1cm

      左…27.3cm

指輪:小指…5号

   薬指…13号

職業:塾の先生

お世辞にも小柄とか華奢とは言えないですけど、この大きさでも女性として生きていけます。

写真はごめんなさい。今の埋没生活を揺るがしたくないのでお許しを。

1990年にサラリーマンの父とピアノの先生の母との間に長男として生まれました。昔から自分の体が男であることは理解していたものの男であることが嫌で女の子に憧れる幼少期。母の化粧を見て「私にもして」と頼み偶にしてもらえた時の嬉しさは今でも忘れられない思い出。小学校に上がるにつれてセクシャリティを表に出してはいけないという空気を察知し母にも隠すように。お留守番でひとりのときだけ「女」を楽しんでいました。

運のいいことにスポーツは大好きで男の子たちと野球とかサッカーとかよくやりましたかね。女の子とも公園でおしゃべりしたりゲームしたりという小学生時代。喧嘩弱くて叩かれただけでよく泣いて「女みたいだな」といわれることもしばしば。なんかちょっぴり嬉しくもありましたが。照

地元の中学の治安が悪いことから中学受験をすることにし塾通いの日々、学年が上がることに感じる男女差、男女を比べるのが比べられるのがやはり辛いことから敢えて男子校のみを受験。親に本当の理由は言わなかったけど。晴れて都内の私立男子校に合格し入学。

その頃でも野球は好きで野球部に入部。髪を伸ばせないのはやっぱり悲しかったけど、悲しさをこらえて頑張って中3のときは副キャプテンに。だけど肩肘のけがを繰り返し高校では帰宅部。髪はショートカットの女の子くらいの長さに。私生活では中2で母が他界。父との関係も急激に悪くなり家庭内別居がスタート。

大学に入学とともに塾講師のアルバイトに男性として応募。当時は今のようにメイクができるわけでもなくウィッグも持ってない。なにより女性として生きることを諦めていました。動物園のイルカみたいな状態。生きるために男性のふりをするという芸を繰り返す毎日。そして大2の夏に父も他界。ひとりぼっちに。

大学を卒業し、アルバイト先の塾に引き続きお世話になることに。もう就活も関係ないからと髪も伸ばして茶髪に。(塾業界はその辺ゆるいからね)それまで抑えていた諦めていた「女性として生きたい」という気持ちを抑えられなくなってきて化粧も薄めにだけどして外出するように。はじめは職場でも女子力高い系男子として扱われていたけど、少しずつ自分のセクシャリティをオープンに。周りに味方ができたことで人生の風向きが一気に変わり、24才の時にフライングでホルモン治療を開始。だけど周りから通院しなさいと諭され精神科の門を叩くことに。年内に「性同一性障害」の診断がおり、錠剤から病院での注射に変更。翌年タイにて性別適合手術を受け帰国後、戸籍上の性別と名前を変更。大学時代から勤める塾で「女性」として今現在も働いてます。